肌荒れ時のスキンケアはどうするのが正解? 正しいスキンケア方法を覚えよう

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乾燥やニキビ・吹き出物、かゆみなど、季節の変わり目はさまざまな肌荒れ(肌トラブル)が起こりやすくなります。肌荒れを起こしている場合は、普段とスキンケア方法を変えることが大切です。
具体的に、肌荒れ時はどのようなスキンケアを行えば良いのでしょうか。
ここでは、肌荒れの原因や、肌荒れを起こした際のスキンケア方法、肌荒れを防ぐためのポイントなどをご紹介します。

■肌荒れの原因

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肌荒れが起きる主な原因はバリア機能の低下です。人の肌の一番外側にある「角質層(角層)」は、異物が侵入したり、肌内部の水分が蒸発したりするのを防ぐバリア機能を備えています。

しかし、このバリア機能が低下すると、肌荒れが起きやすくなってしまうのです。
肌のバリア機能が低下する具体的な原因としては、紫外線や乾燥、間違ったスキンケア、生活習慣の乱れなどが考えられます。

■肌荒れを起こした際のスキンケアのポイント

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日頃から気を付けていても、肌荒れを起こしてしまうことはあるはずです。肌荒れを起こした時は、どのようにスキンケアを行えば良いのでしょうか。
肌荒れの症状別に、スキンケアのポイントをご紹介します。

・肌が乾燥している場合は刺激を抑える

肌が乾燥している時は、バリア機能も低下しています。クレンジングや洗顔は優しく行い、肌に刺激を与えないようにしましょう。

洗顔後に化粧水や美容液、乳液などを使って保湿することも大切です。化粧水や美容液で水分を補った後に、乳液の油分でフタをするようにケアを行ってください。乾燥しがちな部分には、クリームを重ね塗りするのも良いでしょう。
使用する化粧品は、セラミドやヒアルロン酸、グリセリンといった保湿成分を含んだものを選ぶのがおすすめです。

・赤みや炎症がある場合は化粧品選びに注意

肌が敏感になっていたり、赤みや炎症が出たりしている場合も、刺激を与えないことを第一にスキンケアを行う必要があります。保湿力の高い化粧品で、肌のバリア機能を整えることを意識すると良いでしょう。

ただし、化粧品が肌の刺激になることも考えられます。「敏感肌用」「低刺激」などと記載されている化粧品を選ぶのがおすすめです。
症状が強く出ていたり、長引いたりする場合は、皮膚科を受診してください。

・ニキビ(吹き出物)がある場合は皮脂を落とす

ニキビ(吹き出物)は、皮脂が毛穴につまり、アクネ菌が増殖することで発生します。皮脂汚れをしっかりと落とすようにしましょう。

ニキビができている場合も、洗顔は優しく行うことがポイントです。洗浄力の強い洗顔料を使ったり、力強くこすり洗いしたりすると、乾燥や刺激が原因で、ニキビが悪化する恐れがあります。
洗顔料が残り続けると肌に負担がかかるので、しっかりと洗い流すことも心がけてください。

また、大人ニキビの場合は、肌の乾燥が原因の可能性もあります。メイクを普段より控えめにしたり、乾燥が気になる部分にクリームを塗ったりするのも有効です。

■肌荒れを防ぐスキンケアのコツ

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肌荒れを防ぐには、日頃から正しい方法でスキンケアを行うことが大切です。肌にかかる負担を軽減するために、スキンケアの際は以下のコツを意識しましょう。

・クレンジングのすすぎ残しを防ぐ

肌に汚れが残ったままだと、肌荒れの原因になります。メイクをした日は、クレンジングでその日のうちに汚れを落とすことが大切です。
洗浄力が強いクレンジングほど肌に刺激を与えてしまうので、肌のタイプやメイクに応じて、洗浄力が強いものと弱いものを使い分けると良いでしょう。

また、クレンジング剤が肌に残るのも肌荒れの原因になります。すすぎ残しがないように、しっかりとぬるま湯で洗い流すことも大切です。

・洗顔は優しく

クレンジングと同様に、洗顔も優しく行いましょう。洗顔料をしっかりと泡立てたら、手で肌をこすらないように、泡を転がすイメージで洗うのがポイントです。

皮脂が必要以上に落ちて乾燥につながるため、熱いお湯で顔をすすぐのは避けてください。とはいえ、温度が低すぎても汚れが落ちにくくなります。36℃程度のぬるま湯ですすぎ洗いを行うと良いでしょう。

・洗顔後の保湿もポイント

肌の潤いを保つためには、洗顔後の保湿ケアもポイントです。時間が経つほど肌の乾燥が進むため、洗顔後は早めに化粧水や乳液、クリームなどを使って、水分と油分を補給するようにしましょう。

使用する化粧品は、肌質に応じ変えるのが有効です。例えば、乾燥肌なら低刺激の化粧品を選ぶ、混合肌なら乾燥する部分とべたつく部分で化粧品を使い分けるなどすると、より効果的なケアになります。

■生活習慣の見直しも大切

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寝不足や食生活の乱れ、ストレス、紫外線の浴びすぎなども、肌荒れの原因になります。スキンケアだけに注力するのではなく、生活習慣を見直すことも大切です。
スキンケアと併せて、規則正しい生活リズムや、栄養バランスの取れた食事、適度な運動などを心がければ、きれいな肌を目指しやすくなります。

特に、紫外線は肌のバリア機能の低下に加えて、日焼けやシミの原因にもなるため注意が必要です。夏の晴れた日だけでなく、冬や曇りの日も紫外線は降り注いでいるので、季節を問わず日焼け止めや日傘で対策を行いましょう。

■肌荒れ対策に正しいスキンケア方法を覚えよう

肌荒れに悩んでいる時は、症状に合わせてスキンケアを行うことが大切です。乾燥が気になるならしっかりと保湿する、ニキビができている場合は肌を清潔に保つなど、必要に応じてスキンケアの方法を見直しましょう。

また、肌荒れを予防するには、日頃から正しい方法でスキンケアを行ったり、生活習慣を改善したりすることが大切です。
健やかで美しい肌を手に入れるために、体の外側と内側からケアを行ってみてください。