肌荒れ中にメイクをしても大丈夫? スキンケアのコツも覚えておこう

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肌の赤みやニキビ(吹き出物)といった肌荒れは、メイクをしないと隠すことができません。とはいえ、肌が荒れている時は、できるだけ肌に負担をかけないことが大切です。肌荒れをしている時は、メイクをしても良いのでしょうか。
ここでは、肌荒れ中にメイクをしても良いのか、メイクをするのであればどのような点に注意が必要かなどをご紹介します。

■肌荒れ時にメイクをしても良い?

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潤いが保たれた健やかな肌は、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」が働いています。ニキビや肌の乾燥、赤み、かゆみといった肌荒れに悩んでいる時は、バリア機能が低下して刺激に敏感になっている可能性が高いです。

日常的に使っているメイク用品が刺激になったり、メイクを行う時の摩擦が肌に悪影響を与えたりすることも考えられます。
基本的にはメイクを控えて、肌に負担をかけないようにするのがおすすめです。

■肌荒れ中のメイクのコツ

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メイクを控えるのが一番とはいえ、仕事や外出などでメイクをしなければいけない場面もあります。そのような時は、どうすれば良いのでしょうか。
肌荒れ中にメイクをする際のコツをご紹介します。

・低刺激のメイク用品を選ぶ

肌荒れ中に肌に負担をかけると、症状が長引いたり、悪化したりする恐れがあります。「敏感肌用」「低刺激」などと銘打った化粧品に切り替えて、肌にかかる負担を軽減しましょう。
肌にかかる刺激をより抑えるために、洗顔料だけで落とせるメイク用品を選ぶのもおすすめです。

また、メイクの時に肌をこすると刺激になります。優しくメイクすることも大切です。

・下地とフェイスパウダーでメイクを済ませる

しっかりメイクをすると肌にかかる負担が気になるという方は、下地とフェイスパウダーで最低限のメイクにとどめるのも良いでしょう。
ただし、肌荒れを隠そうとして厚塗りをするのは肌に負担がかかるため、避けてください。

保湿ケアをした後に、日焼け止め成分が含まれた下地とフェイスパウダーを重ねれば、肌にかかる負担を抑えながら、きれいにメイクを仕上げられます。 毛穴に詰まったメイクが肌トラブルの原因になる可能性もあるので、サラッとしたテクスチャーの化粧品を使用しましょう。

ただし、肌荒れを隠そうとして厚塗りをするのは肌に負担がかかるため、避けてください。

・ポイントメイクに力を入れる

ポイントメイクに注力するのも有効です。人の印象に残りやすい目元や眉毛、唇といった部分を中心に仕上げることで、しっかりとメイクをした雰囲気を出せます。
肌荒れしている部分は保湿や紫外線対策だけにとどめれば、肌にかかる負担を最小限に抑えることが可能です。

・清潔なアイテムを使用する

メイクで使うブラシやパフが汚れていると、肌トラブルの悪化につながります。肌荒れ中は、いつも以上にメイク用品をきれいに保つことを心がけましょう。
定期的に新しいものに買い替えるか、丁寧に洗って清潔さを保つことをおすすめします。

■メイク後のスキンケアもポイント

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肌荒れは肌のバリア機能が低下している状態です。メイクをした後は、スキンケアも行って肌をきれいに保ちましょう。
メイク後のスキンケアのコツは、以下のとおりです。

・しっかりとクレンジングでメイクを落とす

メイクが肌に残っていると、肌荒れがさらに悪化する原因になります。クレンジングをいつもより徹底して、肌に汚れを残さないことが大切です。

とはいえ、力を入れてこするのは肌トラブルにつながります。力を入れてごしごしメイクを落とすのではなく、肌をこすらないように手早くクレンジングを行ってください。
また、熱いお湯で洗い流すのも肌に負担がかかります。ぬるま湯ですすぐことも心がけましょう。

・洗顔は優しく

洗顔も、クレンジングと同様に肌をこすらないように優しく行います。しっかりと洗顔料を泡立てたら、泡で肌をマッサージするようにして汚れを落としてください。
洗い流す時も、人肌程度のぬるま湯で優しくすすぐことが重要です。

・洗顔後は保湿ケアを行う

洗顔後の肌は、油分が減っていて乾燥しやすい状態です。化粧水や乳液を使って、早めに保湿ケアを行いましょう。化粧水で水分を補給した後、乳液の油分で肌表面を覆うことで、肌の乾燥を防げます。

化粧品に含まれている成分次第では、スキンケアが肌の刺激になる可能性があります。肌を刺激する成分が含まれていない、敏感肌用の化粧品を活用するのがおすすめです。
ただし、敏感肌用の化粧品も全ての人に合うわけではありません。肌トラブルにつながる場合もあるため、不安な方は事前にパッチテストを行うと安心です。

■肌荒れ時のメイクは負担を減らすことを心がけよう

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メイクをすると、肌に少なからず負担がかかります。肌荒れに悩んでいる時は、メイクを控えるのがおすすめです。
仕事などでどうしてもメイクをする必要がある時は、メイク用品を肌に優しいものに変えたり、ポイントメイクで済ませたりすると良いでしょう。
肌荒れを治すために、スキンケアや生活習慣を見直すことも大切です。

また、肌にかかる負担を減らしているのに肌荒れが悪化する、症状が酷いといった時は、何らかの病気が原因の可能性もあります。そのような時は皮膚科を受診して、医師の指示を仰いでください。