脂性肌（オイリー肌）の正しいスキンケア方法。肌質に合ったアイテムでのケアがポイント

・保湿成分が配合されているものを選ぶ

皮脂の過剰分泌を抑えるには、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐことが大切です。コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸といった保湿成分が配合されており、水分補給できる化粧品を選びましょう。

また、化粧品に含まれている成分が、肌に何らかの影響を及ぼすことも考えられます。肌が敏感な時は、アルコールや合成着色料など、肌の刺激になる可能性がある成分が含まれていないかどうかも確認しておくと安心です。

・皮脂の分泌をコントロールできるものがベスト

皮脂の分泌量をコントロールできる化粧品を選ぶと、肌のベタつきやテカリなどを防ぎやすくなります。

その他にも、悩んでいる肌トラブルに合わせて、化粧品に含まれている成分を確認しておきましょう。
例えば、ニキビに悩んでいる時は抗炎症成分を、毛穴の開きが気になる時は収れん作用のある成分が含まれている化粧品を選ぶと、より悩みに対処しやすくなります。

・テクスチャーはさっぱりしたものがおすすめ

好みの問題もありますが、化粧品のテクスチャーはさっぱりしたものがおすすめです。しっとりしたテクスチャーの化粧品だと、ベタつきが気になることも考えられます。

化粧品は、毎日使用するものです。使い心地が良いものの方が、スキンケアをストレスなく続けやすくなります。

・肌をこすらないように洗顔する

脂性肌の方は皮脂の分泌量が多いため、メイクを落とさずにいるとニキビや毛穴詰まりの原因になってしまいます。クレンジングや洗顔で、しっかりと汚れを落とすことが大切です。

ただし、テカリが気になるからと洗浄力の強い洗顔料を使用すると、肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。肌の乾燥が進んだ結果、皮脂が過剰に分泌されてしまうので注意が必要です。

また、肌をこすって刺激を与えるのも、皮脂が過剰に分泌される原因になります。洗顔料をしっかりと泡立てたら、皮脂量の多いTゾーンから、こすらず優しく洗いましょう。
洗顔後は、洗顔料が残らないようにぬるま湯で丁寧に洗い流します。タオルドライの時もこするのではなく、優しく肌に当てるように水気を取ってください。

・洗顔後に保湿ケアを行う

洗顔後は、化粧水や乳液で保湿ケアを行い、肌の水分と油分のバランスを整えます。皮脂の分泌量が多いからと、保湿ケアを怠るのは厳禁です。
洗顔してから保湿せずに放置すると、肌を守るために余計に皮脂が分泌されてしまいます。
化粧水で水分を補ってから、乳液や美容液で肌の表面にフタをすることがポイントです。

ただし、油分が多く含まれたスキンケアアイテムを使うと、肌トラブルにつながる恐れがあります。肌への刺激やベタつきが少ない、アルコールフリーやオイルフリーのアイテムを使うのがおすすめです。

・紫外線対策も必須

紫外線を浴びると肌の水分量が低下し、乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌されます。紫外線は皮脂の酸化や肌へのダメージにもつながるため、紫外線対策を徹底しましょう。

夏のイメージが強いですが、紫外線は季節や天気に関係なく降り注いでいます。日頃から、日焼け止めや帽子、日傘などを使って肌を守ることを心がけてください。

・睡眠時間を十分に取る

睡眠不足が続くと、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌量が増えます。肌トラブルを防ぐには、質の高い睡眠をしっかり取ることが大切です。
睡眠時間を十分に取ったり、質を高めたりするために、規則正しい生活を心がけましょう。

・脂っこいもの・甘いものを食べすぎない

脂質や糖質の摂りすぎも、皮脂が増える原因のひとつです。脂っこいものや、甘いものの食べすぎも控えましょう。
食生活を見直し、栄養バランスの良い食事を心がけると、脂性肌改善につながります。

・喫煙・飲酒といった習慣を改善する

喫煙や過度な飲酒でも、皮脂の分泌量が増えてしまいます。特に、たばこは煙から肌を守ろうと、皮脂が過剰に分泌されます。
たばこやお酒といった習慣を見直すのも、脂性肌改善には有効です。