敏感肌のメイクのコツ。きれいに仕上げるにはどうすれば良い?

メインビジュアル

肌がカサついている、赤みや痛みがある、ニキビ(吹き出物)ができるなど、敏感肌の方は肌に関する悩みを抱えやすいものです。肌の不調を抱えている時にメイクをしても良いのか、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、敏感肌に悩まされている方が、メイクをする際に注意したいコツをご紹介します。

■敏感肌はメイクをしても良いの?

メインビジュアル

敏感肌とは、紫外線やほこりといった外部からの刺激に、過剰に反応してしまう状態の肌のことです。肌のバリア機能が低下して乾燥が進んでいる状態で、カサつきや赤み、痛みなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

肌トラブルに悩まされがちな敏感肌の時は、メイクをしない方が良いと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、メイクには肌トラブルをカバーして肌をきれいに見せたり、紫外線やほこりから肌を守ったりする効果があります。メイクも、肌を守るスキンケアのひとつです。
敏感肌の方は、上手にメイクを取り入れて肌を守るようにしましょう。

■敏感肌の方がメイクで気を付けたいコツ

メインビジュアル

メイクをしても問題ないとはいえ、メイク用品の選び方や使い方次第では、肌に負担をかける恐れがあります。メイクそのものが肌の刺激にならないように注意が必要です。
敏感肌の方がメイクを行う時は、以下の点に気を付けましょう。

・事前に保湿を十分に行う

敏感肌は、肌の水分が不足して乾燥が進んだ状態です。肌に負担がかかったり、メイク割れやシワが目立ったりするのを防ぐために、ベースメイクの前に保湿を行いましょう。
事前のスキンケアを入念に行うことで、メイクの仕上がりが美しくなるだけでなく、メイク直しの手間も省けます。

・保湿成分を含んだアイテムを使う

下地やファンデーションなどにも、スキンケアアイテムのように保湿成分が含まれているものがあります。美容成分が含まれていて、保湿効果が高いメイク用品を使用するのもおすすめです。

また、UVカット効果があり、紫外線を防げる化粧下地やファンデーションを選ぶのも効果的です。日焼け止めを塗り重ねる手間や、肌にかかる負担を減らせます。

・ナチュラルに仕上げる

過度なメイクは肌に負担がかかります。厚塗りで肌トラブルを隠そうとするのではなく、ナチュラルな仕上がりになるように心がけましょう。
肌トラブルをしっかりと隠したい方は、コンシーラーや化粧下地を使ってカバーしてください。肌色や質感を補正できる下地を使うと、きれいに仕上がります。

目元や口元など、人の視線が向きやすい場所にポイントメイクを取り入れるのもおすすめです。きちんとメイクをしている雰囲気を出しながら、肌トラブルが気になる部分の負担を軽減できます。

・肌に負担のかかりにくいアイテムを選ぶ

メイク用品の中には、肌に負担をかけたり、ダメージを与えたりする成分が含まれているものがあります。メイクやスキンケアで肌に刺激を感じたことがある方は、肌に負担のかかりにくい敏感肌向けのアイテムを用意することも重要です。

具体的には、パラベンやアルコール、合成着色料といった成分を含んでいないものや、アレルギーテスト済みのアイテムを選ぶと良いでしょう。
ただし、アレルギーの原因となる成分は人によって異なります。低刺激をうたっている商品でも、全ての人に合うわけではありません。
事前にパッチテストを行って、自分の肌に合うか確認すると安心です。

・落としやすいメイクアイテムを選ぶ

メイクを落とすために欠かせないクレンジングですが、正しい方法で行っても少なからず肌に負担がかかります。肌にかかる負担を減らすために、洗顔料だけでメイクオフできるなど、簡単に落とせるメイクアイテムを選ぶことも大切です。

■メイク後の洗顔も正しく行おう

メインビジュアル

肌にかかる負担を減らすには、クレンジングや洗顔でメイクをしっかり落としきる必要があります。メイク後のクレンジングや洗顔のコツも覚えておきましょう。

クレンジングは、手を清潔にしてから行うようにします。肌をこすって摩擦を与えないように、なでるように素早くメイクを落とすのがポイントです。
拭き取りシートタイプは手軽に使えて便利ですが、摩擦を起こしやすいので注意しましょう。

クレンジング後の洗顔は、しっかり泡立てた泡で皮膚をなでるように洗い、摩擦を防ぎます。汚れを落とした後は、化粧水や乳液、美容液などを使って肌に潤いをプラスすることも大切です。
メイク用品と同様に、肌に刺激を与えにくいタイプの化粧品の用意をおすすめします。

■正しいメイクで肌を守ろう

メインビジュアル

肌に負担がかかるイメージのメイクですが、適切な方法なら紫外線などの刺激から肌を守ることにつながります。肌トラブルをカバーして、美しく見せることも可能です。

ただし、厚塗りしたり、刺激が強い成分を含んだアイテムを使ったりするのは逆効果なので注意してください。敏感肌用の低刺激なアイテムで、ナチュラルに仕上げる意識でメイクを行うことが大切です。メイク後は、しっかりとクレンジングや洗顔で汚れを落としきることも欠かせません。
敏感肌に悩んでいる方は、ご紹介した方法を参考に、正しいメイクで肌を守りましょう。