スキンケアを見直して乾燥肌改善を目指そう！ ケアのポイントとアイテムの選び方

・肌に刺激を与えない

乾燥肌は、肌が本来持つバリア機能が低下しており、外部からの刺激に弱い状態です。肌に刺激を与えると、湿疹やかゆみといった肌トラブルにつながる恐れがあります。
むやみに触ったり、かきむしったり、こすり洗いしたりして、肌に刺激を与えるのは避けましょう。

・洗顔方法を見直す

間違った方法で顔を洗っていると、乾燥肌が悪化する可能性があります。洗顔方法を見直すことも大切です。

クレンジング（メイク落とし）は、商品に記載された使用量を守ったうえで、素早く丁寧に行いましょう。
洗顔は、手のひらで肌をこするのではなく、洗顔料をしっかりと泡立ててから、泡を肌の上で転がすようにして優しく洗います。洗い終わったら、人肌程度のぬるま湯で洗顔料をすすぎ落とすのが基本です。肌に必要な皮脂まで落としてしまうので、熱いお湯ですすぐのは避けましょう。

洗顔後のタオルドライも肌をこするのではなく、優しく押さえるようにして水分を吸い取ります。

・洗顔後の保湿も重要

洗顔後は、肌の水分が蒸発しやすい状態にあります。タオルドライが終わったら、すぐに保湿ケアを行うことが大切です。
化粧水と美容液で水分を補給するだけでなく、乳液やクリームの油分でフタをして、潤いを逃がさないようにしましょう。
このとき、化粧水や乳液などの使用量が少ないと摩擦が生じたり、潤いが十分に行き渡らなかったりする可能性があります。商品に記載の使用量を守って使うことも重要です。

・環境を適切に保つ

肌の乾燥は、環境が原因で引き起こされることもあります。加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干ししたりして、室内の湿度を60％程度に保つと良いでしょう。

また、紫外線対策も重要です。紫外線は日焼けの原因になるだけでなく、肌のバリア機能の低下や乾燥にも関わります。日焼け止めや日傘、帽子などを活用して、紫外線対策を行いましょう。

・美容成分をチェックする

乾燥肌の方は、しっかりと保湿できるスキンケア用品を選ぶことが大切です。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など、保湿力のある美容成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

肌の状態は毎日同じわけではありません。乾燥が気になる場合は保湿成分が多く含まれた化粧水を使う、肌荒れやニキビ（吹き出物）が気になる場合は有効成分が含まれているアイテムに切り替えるなど、肌の調子に合わせてスキンケアを見直しましょう。

・低刺激のものがおすすめ

乾燥肌は、肌のバリア機能が低下して外部からの刺激に敏感になっています。配合成分がシンプルで、低刺激な化粧品を選ぶことをおすすめします。
アルコールやパラベン、香料、合成着色料といった、肌への刺激になる可能性がある成分が含まれていない化粧品や、「敏感肌用」「低刺激」などと記載されている化粧品を選ぶと良いでしょう。

ただし、低刺激な化粧品でも、人によっては合わない場合があります。パッチテストを行ったり、サンプルを試したりして、自分の肌に合うかどうかを確認しておくと安心です。

・使用感にもこだわろう

スキンケア用品は、基本的には毎日使うものです。使用感にもこだわって選ぶようにしましょう。香りやテクスチャーが自分の好みに合うスキンケア用品の方が、ケアを続けやすくなります。

さらっとしていたり、とろみがあったりと、スキンケア用品のテクスチャーは商品によって異なりますが、保湿力には関係ないことがほとんどです。自分自身が使いやすさや気持ち良さを感じるテクスチャーのスキンケア用品を選んで問題ありません。